私は、ソリューション推進部で各種システムの運用保守業務に携わっています。お客様は市町村など自治体様で、各種証明書の発行、税金収納、介護保険などの業務を支援するシステムの使用方法の説明やお問い合わせ対応が主な業務です。また最近は、導入されたシステムのことだけではなく、お客様がお困りのこと、改善したいことをヒアリングし、ご要望にそったサービスを提案することにも力を入れています。例えば、キャッシュレス決済機能の導入の場合、お客様から「収納率 が高くなった」「導入して良かった」と声をかけていただき、大きなやりがいを感じました。

　入社して6年目、「リーダー」から「チーム長」へ昇格しました。これまでとは違い、私が決断しなければならない場面が少しずつ増えてきて、身の引き締まる思いです。チーム長として、部長や副部長と会議をする機会も多く、「部全体にも気を配る大切さ」も学び、仕事の範囲が一気に広がりました。プレッシャーを感じるときもありますが、新しいことに取り組めるのでワクワクしています。

　大学は文系の学部で、当時ITには全く興味がありませんでした。それどころか、パソコンは苦手な方でした。そんな私がなぜIT企業に就職したかというと、「働く環境」にとても魅力を感じたからです。就活では、実家のある鳥取市内から通える職場であることを第1条件としていました。また、『TIC』は福利厚生が充実していたこと、実際に利用している社員が多いという点もいいなと思いました。そして、健康保険や年金、税金のシステムを扱っており、地域の役に立つ仕事をしながら、自分が生きていく上で必要なことも学べると思い「面白そうだな」と感じました。

　企業見学に参加するまでは、パソコンに向かって黙々と仕事をしているイメージでしたが、実際には社員同士で活発に話し合いをしていて、社内は明るくアットホームな雰囲気でした。女性社員も多く、生き生きと働いておられる姿を見て、「私もこんなふうに働きたい」と憧れを抱いたのを覚えています。

　もうひとつ選んだ理由として、県内就職すると奨学金の返還助成が受けられるという鳥取県の事業があり、その対象就職先に「IT企業」が入っていたことです。ITの知識はほとんどありませんでしたが、入社後は新人研修でしっかりと学べる環境があるということを知り、入社を志望しました。

　新人の頃、上司や先輩の方々には、チャレンジする機会をたくさん与えてもらいました。お客様との打ち合わせで「今日はメインの担当者として説明をしてみよう」など、サブではなく、第一線に立ち責任をもって業務を行うことはとてもいい経験になりました。準備不足でプレゼンが満足できるものではなかったり、緊張してうまく説明ができず反省したり、いろいろな経験をしましたが、その都度上司や先輩の方々から手厚い指導やフォローがあり、ありがたかったです。そのおかげで、今では自信を持って業務を行うことができています。

　上司・先輩にしていただいたように、今度は私が後輩を支える番です。自分から話しかけ、チームのメンバーの進捗状況を確認するよう心がけています。

　また、どんなに忙しくても“忙しいオーラ”を出さないようにして、いつでも相談してもらえるような存在でありたいと思っています。